わびさび・禅から学ぶ「年を重ねる」ことの楽しみ方

個人的なことですが、私は1月生まれなので、1月は年齢を重ねるときです。

いわゆる高齢出産で産まれ、年の離れた姉もいることもあり、家庭では大人ばかりで過ごしてきました。

小さい頃は、私を早く寝かせた上で姉との進学の話を両親が3人で話していたことも、家族団らんでも話の中で「あなたはまだ子供だから分からないでしょう」とよく言われていたことも覚えています。

だからこそ、周りに年齢を重ねていく様子をみては、自分の中で「人は平等に老いていき、死にゆくもの」という意識がなんとなくですが、あります。

そして、この「人は平等に老いていき、死にゆくもの」にどれだけ向き合い、受け止めて生きていくか、というのは年齢を重ねていく上でとても重要なのではないかと思っています。

どれだけ見た目が若いと言われても、その年齢ならば、その年齢なりに年は重ねています。

若々しくあっても、中身すべてが若くてそのままの年齢でいるということはないのです。

それを悲観することもなく、できるだけ、死までの時間を楽しんだり、有意義にできるように、禅や茶道のわびさびの視点で考えをまとめてみたいと思います。

1:わびさびの視点から年齢を重ねる変化を楽しむ

女性とメモ

「わびさび」とは、外の経年変化や内の一見するとネガティブに想うような感情に美を見いだすという考え方です。

刹那的な、儚い、といったものに美しいと魅了される日本人の美学が表れていますね。

人は産まれた瞬間から死に向かうため、着実に年齢を重ねていきます。

年齢を重ねていくと、心も身体も変化していきます。

時には、体力のなさを感じたり、若い頃のギラギラした欲望の消滅を感じたりすることもあるでしょう。

でも、それを「若さがなくなった、マイナスなことだ、だから悪いことだ!」と否定するのではなく、プラスに目を向けて楽しむということが重要です。

例えば、若い頃に出来ていた、少々面倒な作業があったとします。

それを年齢を重ねてくると、スムーズに出来なくなった。

そんな場合は、「どうしたらもっと楽にできるかな」「もしかしたら他の方法があるかな」「実はこの作業はしなくて良いのかもしれないな」という考え方に切り替えていきましょう。

そうすると、自分の気持ちがマイナスにならないまま、状況をできるだけ維持することもできます。

2:禅の本質「あるがままを受け入れ、いまを生きる」

抹茶を点てる

人は産まれた瞬間から死に向かうため、着実に年齢を重ねていきます。

そして、いつの間にか、前にできなかったことが、できるようになり、逆もしかり、前はできたことが、できなくなります。

時に「そんなはずはない!」と否定したくなることもあるでしょう。

でも、そんなことはこれまでの歴史でも人間誰でも訪れるということ、それは事実であることを、自分の中で否定しないことが大切だと思っています。

そういうことになる年齢になった、また周りも年齢を重ねることができたということの事実にある意味で喜びすら覚えることが大切です。

その年齢まで生きることができた!ということでもあるのですから。

だからこそ、「ああ、自分は年齢を重ねたな、それはある意味でここまで生きることができたということだな」とプラスに受け止めて楽しんでみるということが大切だと思います。

3:「前まではこうだった!」の思い込みを捨てる「放下着」(ほうげじゃく)



禅語には「放下着」(ほうげじゃく)というものがあります。

意味は、思い込みや執着を捨てなさいということです。

言葉で使うことはとても簡単です。

一番難しいことは、気づくこと、そして次にそれをどのように扱うかを決めること。

思い込みや執着というものは、いつの間にか、染みついているものです。

それは時に自分も他者も傷つけることにもなったりします。

そして、それは実際に問題が起きたときに、気づくもの。そこで大切なのは、「なぜ、そのような問題が起きたのか」という視点に立ち「自分は悪くない」という考えをまずはやめてみるということです。

次に、どうしたらそのような問題が再び起きないようになるか、という対策を立てること。

例えば、自分に非がなくて起こってしまう問題も、反面教師にしたり、自分や大切な人を守る術を知ることは良いことです。

みんな平等に年齢を重ねるからこそ、楽しみ上手になろう!



ここまで、禅やわびさびの考え方を用いてご紹介していきました。

人は誰しもが年齢を重ねて生きていきます。そんな中、周りとの関係やメディアなどの情報から、考え方や捉え方にも影響が出てくることでしょう。

この年齢になったらここまでのことをすべきだ、この年齢になったらこんなことができているべきだ、同じ年齢の他の人はこんなにすごいことができる、など。

誰かの基準のようなものがなんとなく設定されていて、それを目指したり、比較したりしてしまうこともあるのではないでしょうか。

だからこそ、まずはありのままの現状を事実として受け入れてみる、その上で何が最善かを考えて行動してみる、そして不安になったときこそ「今この瞬間」に集中、熱中することを続けてみましょう。

すると、不思議と未来への不安もなくなり、今というこの瞬間を楽しんで過ごせます。

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