情報のお片付けをしよう!情報化社会に飲み込まれないように

早いもので、この記事を更新しているのは、12月になりました。

12月といえば、クリスマスなど楽しい行事もありますが、多くの方は「年末の大掃除」を行うのではないでしょうか。

茶道でも片付けや掃除は「心のケガレを落とす」という意味があり、とても重要です。

今年買ったけど使わないもの、気がつけば古くてもう使わないものなどを整理する方も多いかと思います。

そんな中、ついつい、人が片付けをほっておいてしまいがちなものは、「情報」です。

情報社会の現代ですから、SNSやネットを使えば、まるで勝手に流れるシャワーのように、ずっと流れいくものです。

さらに、その膨大な数の「情報」の中に1つでも有益そうなものがあれば、ますますそれを得るために他の情報を浴び続けないといけない!と思い込みがちです。

しかし、本当に必要なものは、ただ受け身でいるだけなく、自らつかみ取っていくという意識でいれば、きっと得られるのではないでしょうか。

だからこそ、必要かどうかわからない、というものはたとえ、場所をとってしまうモノではないとしても「脳の場所をとってしまう情報」として認識して仕分けをするのはおすすめです。

そこで、今回は、ついつい後回しにしてしまう情報のお片付けについてのポイントをご紹介します。

1:片付けのメリット・デメリット



もう片付けやミニマリストといった言葉が流行って浸透したように、モノを捨てるといったことに対しての考え方や挑戦したことがある方は少なくないと思います。

そして、モノの片付けに対して、経験がある場合はメリット・デメリットを実感されているでしょう。

例えば、モノが片付いていないデメリットは
・洋服はたくさんあるのに、着ていきたいと思う洋服がない!
・空間にはモノがいっぱいで息苦しくてストレスたまるため、ストレス発散に散財してしまう
・すぐに使いたいものが見つからないから、他のお店が購入し、気がつけば同じモノを何個も所有している
・管理が大変になるので、維持するために負担が大きくなる
・捨てられなくて放置したままのものがいくつかり、他の物事も中途半端にしがちになる

といったことがあげられます。

逆にモノが片付いた時のメリットは

・必要なもの、使うものだけなので、何がどこにあるのかがすぐ分かる
・管理が楽なので、維持も楽、他のことに集中できる
・すぐに捨てたりといった行動がくせになるので、手つかずのままになることが少なくなる
・空間に余裕ができ、心地よい時間を過ごせる
・同じようなものを何個も買う、といった散財がなくなりお金が貯まる

といったことです。

 

2:実はモノも情報も同じ



情報の片付けはあまり言及されることはありませんが、たびたび「デジタル・デトックス」といった言葉を使う方々も増えています。

それは、一定期間でもSNSの更新をやめて、メンタルを正常化するというものです。

そう、情報という目や脳に影響を与えるものは、脳のキャパに情報といったモノを押し込んでいくため、どんどん自分の脳が整理や消化できなくなるので、気がつけばメンタルに悪影響が起きているといったことも少なくありません。

特に、モノといった目に見えやすいものの場合は、空間にどんどんモノが埋もれていくので、客観的にみても「これはモノが多すぎる!」と他の人から指摘してもらうことができます。

しかし、情報の場合は、自分が受け身で受け取り流してしまっても、他の人から見て、なかなか見えづらいので、指摘することが難しいのです。

そして、いつの間にか、情報化社会に飲まれて、依存症になってしまったりすることさえあるのです。

だからこそ、情報を整理することのメリットをモノと当てはめて考えていきましょう。

例えば、情報をただずっと受け取るデメリットは
・有益だと思う情報はたくさんあるけど、結局何を選んでいいか分からなくて時間を消耗
・ずっと画面をみたり、音を聞くため、目や脳が疲れる
・情報がずっと流れていくことでその波にどんどん乗っていかないと出遅れるように感じて不安になる
・どんどん新しい情報を追っていくことが癖になり、本当に必要な情報を認識できない
・アルゴリズムで自分が得たいと思う情報と得るべき情報の区別もできなくなる
などです。

逆に情報の整理ができた時のメリットは
・その時に必要な情報だけをとりにいくスタイルなので、余計な時間をとられない
・流行に乗り遅れるかもしれないという焦燥感から抜け出せる
・必要な情報だけを得るため、そのほかの今必要でない情報をあとにすることで自分の時間ができる
・時間に余裕ができ、心地よい日々を過ごせる
・同じような情報をいくつも得る、といった脳の消耗から解放される

といったことです。

3:思い込みを捨てよう「放下着」(ほうげじゃく)

女性と思いつき

禅語には「放下着」(ほうげじゃく)というものがあります。

意味は、思い込みや執着を捨てなさいということです。

その情報は、絶対にないとダメですか?今、その情報を得る必要ありますか?情報を得ないと不安だ、ついていけないと思ってしまう、とネガティブな気持ちになりませんか?

もし、そうなってしまうならば、一旦、距離をおいて冷静になるためにも、離れる、そしてアカウントを消したり、削除をしていくということがおすすめです。

もちろん、それがすぐにできない場合は、1日のうちに時間を決めて、見る目的を明確にしてから、やると自分ルールを作って実行してみましょう。

情報を整理して脳内の片付けでメンタルが健康的に!



ここまでご紹介してきましたが、なかなかこの情報化社会で情報を捨てる!という発想は怖いかもしれません。

特に、お得だ!損しない!ということになるほど、人は得られるものなら得たい!と思うもの。

しかし、キャパを超えてしまっては身動きが取れなくなります。

だからこそ、自分でコントロールする、情報にコントロールをされすぎない、といったことが大切ですね。

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