この仕事を始めてからよくお客様から求められることがあります。
それは、「海外で日本人として日本のことを話せるようになりたい」というものです。
多くの場合、その要望は海外のお客様と接する機会が多い、自分自身が海外にいることが多くて日本人としてのアイデンティティを再認識したい、というものです。
そして、その想いにこたえさせていただくために、イベントや講座を構築していっています。
その経験の中で、海外で日本人として日本のことを話すことには5つのメリットがあると思っています。
目次
外国の人と仲良くなれる
共通の話題を通じて現地の人との友好関係が構築できます。日本のアニメや食文化、観光地について語り合うことは、相互理解を深める近道だと思います。
外国で働くのに役立つ
海外で日本の文化や言語に詳しいことは、国際的なビジネスや仕事で大きなアドバンテージになります。
日本企業や海外で日本と関わりのある企業での就職やビジネス展開において、日本の文化や言語に精通していることは非常に価値があります。
世界の問題を話し合う時に意見できる
国際会議や交渉において、日本の視点や文化に詳しいことは、重要な意思決定において貢献できます。日本人として、独自の視点や文化的な背景を持っていることは、国際的な問題における意見や解決策の提供に役立ちます。
外国の文化を知ることができる
他国で日本の文化や言語について話すことは、異文化理解を深める手助けになります。日本の伝統や価値観、考え方を説明することで、相手との相互理解が生まれ、異なる文化を尊重する姿勢を促進することができます。
日本人として誇りが持てる
日本人としてのアイデンティティを保ちやすくなります。
例えば海外で生活していると、意識せずとも現地の文化に同化していくことがあります。しかし、日本のことを話すことで、自分のルーツを大切にする心が養われると思います。
自国を理解することで世界が拡がる
自国の文化や歴史を深く理解することは、自分自身だけでなく、世界に対する見方も広げてくれます。
例えば、日本人が日本の歴史や文化をしっかり学ぶことで、日本社会の特徴や日本人の考え方の背景がよくわかるようになります。神道、武士道、お茶の精神などは、日本人の行動の基盤となる価値観を形作ってきました。これらを知ることは、なぜ日本人がそのような行動をとるのかを理解する手がかりとなるのです。
また、日本の歴史上の出来事を学ぶことで、今日の日本の政治や外交の特徴についての洞察力が深まります。過去の歴史が現在の姿に影響を与えていることを知るのです。
自国だけでなく、他国の文化や歴史についても学ぶことが大切です。そうすることで、世界の多様性に気づき、自国の置かれている位置が見えてきます。共通点や相違点を知ることで、世界に対する視野が大きく広がるのです。
自国への理解を深めることは、世界への理解につながります。そして、世界の多様性を尊重しようとする心を育ててくれます。
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