なぜ私が茶道・禅の教えを伝えているのか

私がこれほどまでに禅や茶道の教えといった、目に見えないものをできるだけ言語化しようとするのは、感じ方が人によって違うからです。

そして、特にそう考えるようになったのは、私自身が美術大学に進学し、美術大学院に進み、芸術の世界にいたからです。

芸術には「感じる」ということも大切ですが、その他の要素も価値を見いだすものがあると思っています。

言語とは人と人をつなぐツールであり、文化



当たり前ですが、言語は人と人をつなぐツールでもあり、文化です。

そして、言語が異なるのはそれぞれの文化的背景を持つから。

それは違いを生み出すとともに、本質的には”同じ”を生み出すことも可能です。

なぜから、愛や幸せといった概念はほぼ全人類が認識するものだからです。

いきなり、大きな概念のことを指している、と思ったと思うでしょう。しかし、この根底的な概念を把握することがよりお互いの理解を生み出していきます。

 

人間、根本は同じ

人は幸せを求めたり、自分を愛したいと思うものです。

この原理は同じではないでしょうか。その形がハッピーなものであろうとも、暴力的なものであろうとも。

その形が変わることはすなわち、バックグランドが違う、文化が違う、というもの。

しかし、相手が違えば、伝え方も変えなければ想いは伝わりません。だからこそ、私はわかりやすさを追求して言語化し、伝えていくのです。

「言わなくても分かる」を「あえて言う」に変える

茶道

「言わなくても分かる」というのは理想です。そして、「汲み取ってくれる」というのは素晴らしいことです。

しかし、全員が全員そうではないからこそ、できるだけ言語化をすることはおすすめです。

どのタイミングでどの言葉を使うか、どの相手によっても、場面によっても変わりますよね。それを適切に汲み取って選ぶ、ということも重要なのではないでしょうか。

そして、言語化を丁寧にすることによって、より相手のことを理解でき、より違いも明確に成り、よりよいコミュニケーションにもつながります。

その言葉を使うバックグランドや理由も追加する

茶道セミナー

できれば、なぜそれを伝えたいかも言語化をする。

誰かを誘いたいなら「あなたに来て欲しいから」と付け加えて誘う。

誰かを大切に想っているなら「あなたが大切だから」とあえて事前に言っておく。

誰かに傷ついたなら、上手くかわすようにしてトラブルを最小限にする。

誰かを傷つけたくないから、傷つかないように配慮をして場を和ませるように言葉を選ぶ。

ツールは味方にも敵にもなるからこそ、常に俯瞰して全体を見ながら調整する。

それを意識するだけで、かなり生きやすくなります。なぜなら、人間は自分のコントロールできる範囲が多ければ多いほど、ストレスも反比例しますし、余計な敵も作る必要はありません。

よりよく生き抜くためのヒントは茶道、禅の教えの中にもあります。

 

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