茶道とコーチング:おもてなし茶道

茶道というとお茶を飲むもの、小難しいもの、なんだか緊張するもの、というイメージをされる方も多いでしょう。

実際には、作法という修行により、心も磨いていくものです。

そして、実は「茶禅一味」(ちゃぜんいちみ)という考え方があるのように、茶道と禅の本質は一緒です。ゆえに、禅の要素があり、内省を促します。

その内省は、コーチングと関連付けされるように、とても興味深いものです。

実際に私が体験したコーチングと禅的な視点についてご紹介します。

1:小さい頃から生きづらさをなんとなく抱えていた

私は、小さい頃からアトピーと喘息、アレルギーがあります。

何かストレスを感じると、皮膚をかきむしったり、呼吸がしづらくなったり。

たくさんの薬を飲んでは副作用に悩まされ、学校にほぼ行けなくなるほど入退院を繰り返し、勉強にもついていけない日々。

両親がフルタイムの共働きだったので、小学校から家事にも参加しつつ、忙しいだろうなと思って、極力学校であった出来事は言わないようにしていました。

小学生ながら、小学校と家族の2つしか世界がないことにしんどさと居場所のなさを覚え、毎朝「早く中学校に行けないかな」と思いながらランドセルを背負っていました。

身体も弱いし、学校の勉強もついていけないし、でどこにも逃げ場がありませんでした。

みんなと同じことができない、みんなの会話についていけない、という輪からはみ出たような感覚が非常につらかったです。

でも、ただでさえ身体が弱くて頻繁に入院する私の負荷が両親にとって大変だろうと思っていたため、学校を転校するだとか、不登校になるという選択肢はありませんでした。

だから、とにかく、時がすぎることを祈って過ごした小学生時代。

この頃から、我慢癖が強く、どうにかして耐えなければいけないという考えが染みついていったように思います。

2:ずっと頭の中が忙しくて心が安まらない

小学校を卒業した後に、奇跡的に中学受験で合格し、進学しました。

ただし、普通の公立学校ではなく、多くの生徒が大学に進学、学年では、現役で東京大学に進学するような子がいる環境になりました。

当然、勉強も体育もできず、かといって、飛び抜けて芸術の才能があるわけでもない。

そんな私は、とにかく、平穏無事にストレートで卒業することを目指し、なんとかこぎ着けました。

そこから、美術の大学、大学院へと進学しました。

おかげさまで美術の大学や大学院は、自分のペースで勉強できたため、楽しく過ごすことができました。

3:社会人になり考えをこじらせる

大学院を修了後、どうしたらいいもんかと迷いながら、新卒でITマーケティング会社に勤めました。

根底には「自分はできない人間だ」「仕事を頑張ってこなして価値がある人間と思われたい」「なんとかこの会社にしがみつかなければ他ではやっていけない」そんな風に思っていたと思います。

毎日しんどい中をなんとか生き抜いて、気がつけば、入社して1年半くらいで自分がよく現場のトップとして任されて仕切っていました。(ベンチャーなので、少人数ということもありました)

振り返ってもセルフブラックな働き方は変わらず、とにかく休みたい、しんどい、生き抜きたいの連続でした。

それは、会社が変わってからも引き継がれていました。

4:コーチング体験で視点が変わる

本当に心身ともにやつれるような日々を送る中で、どうにかこうにか現実を変えたいと思い、いろんな本を読みました。

その中で、1つ、大きな変化をもたらしたのは、自分も実際に受けたコーチングです。

(コーチングとは課題に対して主体的に行動するように掘り下げて考えを導き出すことを促してくれる方法です。)

そこでは、「私の行動(考え)がセルフブラックを生み出している」ということに気づけたとともに、その考えすらも正解ではないという考え方があるということに気づいたことです。

私自身、能力が低いから必要以上に頑張らなければいけないという思い込みに気づけていなかったということです。

この思い込みを捨てるということは、禅では「放下着」(ほうげじゃく)といいます。

5:思い込みを捨てることで一皮むける

この思い込みを捨てたことで、人生で初めてと言っていいほど、頭の中が静かで穏やかになり、心も落ち着きました。

今までは、「能力が低いから、先回りして考えてなんでもこなさないといけない」「なんでも私がやらないと価値がない人間だと思われる」という、少し驚愕観念めいたものがありました。

でも、「そんなことを思わなくていい」「能力低くても他に仕事は見つけられる」「誰かにとって価値がない人間だとしても、また他に誰かにとっては価値があるかもしれない」とできるだけ自分がほっとリラックスする考えを入れたことで一気に生きやすくなりました。

茶道とコーリングはリンクできる



茶道や禅を学ぶと、思い込みを捨て、落ち着き、リラックスし、目の前に集中せよということに行き着きます。

これは、今目の前を一生懸命にこなし、自分を縛らないことでよりよく生きることができるという教えです。

実際に、これを実行し続けることは難しいですが、自分が苦しくなった時、しんどくなった時に、救いになる考え方です。

そして、禅の教えを落とし込むためにコーチングの活用は非常に役立つなという経験でした。

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