学生時代からカジュアルな茶道のお茶会として始まり、気がつけばありがたいことに学生から社会人まで年齢問わず、日本人から外国人まで国籍問わず、「おもてなし茶道」をお伝えしています。
みなさま、アンケートなどに答えていただくと、「楽しかった!」「友達もできた!」「もっと学びたい!」と満足度も高く、本当に感謝の思いでいっぱいです。
その茶道をお伝えする上で、私が大切にしていることをご紹介します。
(※以前の少人数でのイベントの様子です)
目次
1:茶道について、わかりやすく具体的に伝える
茶道は、やはり多くの方がハードルが高く、難しいイメージがあることが現状です。
そのため、わかりやすく具体的に、日常生活に落とし込めるようにカスタマイズをしてお伝えしています。
例えば、お茶室の庭のことを「茶室」と呼ぶのですが、その理由もイメージしやすいように、
「みなさん、東京ディズニーランドに行ったことありますか?
東京ディズニーランドって舞浜駅から数分歩いて到着するんですが、実は舞浜駅周辺からディズニーのBGMが聞こえたり、ポスターがあったりますよね?
そして、同じようにミッキーやミニーの耳をつけたりして、東京ディズニーランドに向かう人がいます。
想像してみてください。すごくワクワクしませんか?
もう東京ディズニーランドに行くぞっていう気持ちを高ぶらせてくれるじゃないですか。
そう、もはや舞浜駅って東京ディズニーランドのイメージありますよね?
つまり、お茶室に向かうまでの庭も同じような役割をしているのですよ。
実際に茶室に入るまでに気持ちを持って行く道のりになっている、だからもはや同じように茶室と呼ぶのです。」
こんな風に関連づけると、「ははは、なるほど!わかりやすい!」と腑に落ちてくださいますね。
(余談ですが、私の実家は東京ディズニーランドの近くですので、よく小さい頃から遊びに行ってました!)
2:今からでもすぐできる!を実現
茶道といえば、たくさんの道具がないといけない、正座をしないといけない、そんなイメージがあると思います。
しかし、何事も始めるには、ハードルは低い方が良いものです。
私のご提案するものは、たった5つのアイテムだけ、しかもおうちにあるものだけで実現可能です。
1 ポットややかんなどのお湯を湧かすもの
2 お茶碗(初心者が点てやすいお茶碗がベスト)
3 スプーン(ティースプーンがベスト)
4 抹茶
5 茶筅 ちゃせん (抹茶を点てる道具)
(6 食べたいお菓子)
の以上です。
よく「正座しなければ!」と思う方もいらっしゃいますが、正座をしない茶道は「立礼」(りゅうれい)といって、正式に茶道のお点前、お稽古にあります。
また決して畳の上でなければいけないということもありません。
こんな風にアレンジして楽しむ!ということをモットーにしています。
3:参加者に合わせてカスタマイズ
私のおもてなし茶道は、参加者のニーズに合わせてカスタマイズをしています。
なぜなら、より一層の満足感を得ていただきたいからです。
例えば、茶道を全く知らないという方には、初心者向け。
茶道をやったことがあるという方には、経験者向け。
日本人向けと外国人向けでも変えています。
またとあるコラボのイベントではもちろん、そのコラボ先の方のエッセンスや関連性を交えてお伝えしています。
このようなことができるのも、幅広いエッセンスがぎっしり詰め込まれた茶道だからできることだと思っています。
4:ただの座学ではなく、コミュニケーションができる構成
私自身、何かのイベントや講座を受ける際に思うことは、参加者や講師の方とコミュニケーションができるといいなという点です。
ただ、知識を詰め込む、ということでは、本や雑誌で十分です。
あえて、講座やイベントをやる本質的な価値は、コミュニケーションにあると思います。
茶道の禅語にもありますが、「一期一会」は人生を変える魔法でもあります。
だからこそ、私の場合は、できるだけ、参加者の方とのコミュニケーションができる形で構成をしています。
5:茶道以外にも結びつける視点のエッセンス
茶道のイベントや講座ですが、実は茶道という分野1つだけでなく、他の分野とも結びつけて、より理解と関心を深めていただく工夫をしています。
例えば、茶道の中にある瞑想や禅についても触れることがあります。
そして、日本の「道」というものは、人生にたとえられていることと同様に、生きていく上でも重要なことを学べる文化です。
茶道を通じて、いろんなことを共有していきたいという思いでお伝えしています。
一番大切にしているのは、何よりも私が楽しんでいること
ここまできて、なんだい、あなたが一番楽しいのかい!と突っ込まれた方もいらっしゃるでしょう。
そうです、やはり私が一番楽しんでいます!
そして、楽しい!という思いはきっと伝染していくものだと思っています。
ぜひ、イベントや講座に参加される際は、楽しんでくださいね!