恋愛において、悩みになる「片思い」という状況。好きになれない相手からは大切にされるし、その相手を好きになれば幸せになれるのに、上手くいかない。

自分のことを好きになってくれない人ばかりを好きになってしまう。

自分のことを好きになってくれる人を好きになって、お互いを思いあえる関係を築きたい。

そんな悩みを解消するには、自分の心のあり方、考え方を変えることが近道になるでしょう。

まず、人の心や気持ちというのはコントロールすることはできません。しかし、人は自分の内面をコントロールすることはできます。

禅の言葉に、「身是菩提樹、心如明鏡臺」(みはこれぼだいじゅ、こころはみょうきょうだいのごとし)というものがあります。

簡単に言ってしまえば、お互いの体は悟りの樹のように大切であり、心は鏡のようなものだ、という意味です。この心は鏡のようなもの、ということがヒントになります。

実際に、どのような考え方を変えるかという具体策をご紹介します。

１：相手のどこが好きなのか

人を好きになる、とはなんとも素晴らしいことです。まずは、自分を好きにならなければ、人を好きになることはありません。

しかし、ここでポイントになることがあります。それは、相手のどの部分を好きなのか、ということです。

もし、あなたが相手の条件で好きになっているならば、あなたは自分自身を条件付きでないと好きになれないと思っていませんか？

例えば、相手の外見が良いから、相手がお金を持っているから、どうやら将来優秀だと思うからなど。これは裏を返すと、自分自身のことにつながります。

もっと自分が外見が良くなれば自分を好きになれる。もっとお金を使える自分だったら好き。周りから優秀だと思われる自分なら好き。

どうでしょうか？もしかしたら、そんな直接的でないとしても、「条件付」で自分が自分を好きになる、ということです。

しかし、そうすると、無条件の愛情というのは受け取ることが難しくなります。

なぜなら、自分が無条件に自分のことを好きになっていないので、相手からも無条件に愛されないのです。

もしあなたが無条件の愛情を人から欲しい！と思うならば、あなた自身が自分を無条件に愛することをおすすめします。

２：嫌な人のどこが苦手？

逆に言えば、嫌いな人の特徴をあげてみてください。人の悪口を言う、乱暴な態度を取る、人によって態度を変える、など、きっといろいろと出てくるでしょう。

これは、実は自分が持っている、または持っていた嫌いな部分にもつながります。本当に自分がその要素を持っていなければ、人は何も反応もしません。嫌いにもならないのです。

しかし、嫌だな、苦手だな、と強烈に思う部分があるのならば、それは自分が認めていない部分でもあります。もし、好きではない嫌いな相手に好かれて嫌な思いをしたとしましょう。

その人の嫌な部分を自分は持っていませんか？人を見かけで判断する、自分の考えばかりを優先する、自慢ばかりで人の話を聞かない、など。

意外と人は気がつかないところが多いものです。もし、持っていたら自分で持つその部分をぜひ許してあげましょう。

人間はそういう部分もあるよね、と自分自身を許してあげてしまうのです。そうすると、「自分が許せない！」と思ってイライラしていたことが気にならなくなります。

３：自分の好きな人にたくさん愛されるには

では、ここで、自分が好きな人にたくさん愛される具体策をご紹介します。

まずは、自分自身が自分の大好きな人だとします。その人に自分は何をしてあげますか？

例えば、美味しいご飯を食べさせてあげる、毎日素敵な言葉をかける、好きな洋服を着せてあげる。

きっと色んなことが出てくるでしょう。それを１つ１つ、自分にやってあげるのです。

その人により愛されるために、その人が喜びそうなこと、好きなことなどをさせてあげますよね。

好きな人に好かれない、となげく多くの人は、あまり自分自身を好きな人に見立てて扱ってないことが多いのです。それは、自分が自分自身を大切な人ように扱っていないからです。

４：自分の好きなことがわからない

時には、自分の好きなことがわからない、やりたいことがない、と思う人もいるでしょう。

その際には、この２つを意識してみてください。

１つ目は、自分が好きでないこと、嫌だなと思うことをやらない。小さなことでも何でも良いです。一見すると、とてもくだらないと思うものでも、積み重ねていれば意外と我慢貯金は貯まっているもの。

誰にも共感できなくても、誰かに批難されても良いので、その視点で見てあげてください。

例えば、洗い物が好きではない。ファッションにあまり興味が持てず、自分で色々考えることが面倒。

２つ目は、ではそうじゃないのであれば、何なら自分の気持ちが嬉しくなるかな、と考えてみる。

洗い物が好きではないならば、食洗機を買えば良いです。

ファッションに興味が持てないのであれば、そこに時間を割くよりもより効率的な方法を見出しましょう。

例えば、ファッション雑誌をそのまま真似するとか、おしゃれな友達に秘訣を聞くなどです。

５：大切なことを自分を向き合う時間を作ること

情報化社会の今、本当に簡単に様々な情報を自分で取りにいくことができるようになりました。時には有益で、時には振り回されることもあるでしょう。

しかし、どんな時代であっても、変わることがないのは自分自身は、死ぬまで自身自身といつづけるということです。

そうなれば、やはり、大切なことは情報はあくまで情報で決めるのは自分自身だという自覚です。

ぜひ、1日に数分でも良いので、自分自身と向き合う時間を作ってみてください。きっと、何か自分が解決したい糸口が見つかるでしょう。

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