ここ最近のAI(AGI)の発展はめまぐるしいものがあります。
ChatGPTから始まり、数多くの人工知能のシステムが発表され、人々が驚きながらも、仕事やプライベートにも取り込む機会も多くなってきたでしょう。
現に、私自身も仕事やプライベートでもAIのツールをよく使うことが多くなりました。
最新情報を追うたびに、驚きながら、時に「こんなことができるなら今までのスキルは必要ないのでは」と絶望しつつも、「こんなこともできる」という希望も感じる日々です。
そんなAI(AGI)に触れているうちに茶道との共通点を見いだしました。
目次
活用するには本質の理解が必要
まず第一に、両者ともに非常に深い思索と理解が必要です。
茶道は単なるお茶を飲む、お茶を点てるだけのことだけではありません。
そこにはしきたりや作法、日本独特の美意識や禅とのつながりがあります。
それと同様にAI(AGI)も単なる計算機などではなく、人間の知能そのものを理解して開発されていっているものです。
いうならば、全人間の知能から導き出されているのです。それは一部の表面的なものだけなのです。
AIも茶道もあくまでもツール
そして、茶道もAI(AGI)もあくまでもツールだということです。
使い方次第でどうにでもなります。茶道もただお茶を飲むという行為として受け取ればそのままですが、禅の教えとともに感じ取りながら行うと味わい深いものです。
AI(AGI)も最初の頃は特にすぐに使えない!欲しい答えにならない!といった方もいらっしゃるでしょう。
それは、AI(AGI)の使い方や仕組みを理解しきれてないからといえるでしょう。AI(AGI)について深く理解することによって「こうすれば欲しい回答が得られるかもしれない」といったように試行錯誤することで得られていきます。
上手に活用することで創造的になる
茶道もAI(AGI)も使いこなすには、伝統と革新のバランスが大切になっていきます。
茶道には長い歴史があり、そこから沢山の考え方とともに流派が生まれてきました。
同様に、AI(AGI)は、これまでの人々の結果を基に新しく提案していきます。
だからこそ、過去を踏まえて未来へ活用することができます。
AIも茶道もやってみることで見えてくるものがある
茶道はただお茶を飲む文化ではありません。お茶という文化を通じて、日本や日本人のアイデンティティ、歴史、宗教性、文化を学べるものです。
同時にAIを使ってみることが分かることが沢山あります。百聞は一見にしかず。
もし、AI(AGI)を使ったことがない方はぜひ、何かしらやってみましょう。きっと見えてくるものがあります。
AI(AGI)との向き合い方を茶道で学ぶ
AI(AGI)が発展することで言われることは「自分のしたいことややりたいことが無駄になるのでは」「自分の仕事がなくなるから不安だ」といった意見です。
これまでも歴史の中で色んな革命が起こり、沢山の仕事がなくなっては消え、生まれてきました。
きっとそのサイクルが早まっただけなのでは?と私は考えています。それによって仕事いう定義も変わっていくでしょう。
その時代の変化と価値観についていけるのか?というのが生き抜くヒントになるのかもしれません。
その考え方のヒントになるのが、茶道の歴史です。茶道も歴史上、時代や環境の変化により立ち位置が変わっていきました。
茶道もここまで生き残るために、ただお茶を飲む文化にはしませんでした。
だからこそ、形にとらわれずに楽しめたら良いですね。
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