お茶会に行きたい!茶道のお稽古に行きたい!ちょっと茶道を楽しみにお出かけに行きたい!と思ったとき
「どんなヘアメイクで行くのが良いのかな?」と思いませんか?
そんな時、ぜひ押さえていただきたいポイントをご紹介します。この考え方を持っていれば、男性でも女性でも問題なく、ベストな状態でお抹茶を楽しむことができますよ。
目次
1:一番の優先順位は「安心してお抹茶を楽しめること」
一番わかりやすい考え方としては「安心してお抹茶を楽しめること」ということです。
そのために、作法も茶道の考え方も成り立っているのです。
だからこそ、このようになっているのです。
・お抹茶の味を最大限に引き立たせるためにお菓子を最初に出し、召し上がっていただく
・一番美味しいお抹茶をお客様にお出しできるような手順に沿ったものが作法
・安心してお抹茶を召し上がっていただけるように、茶室も水屋も綺麗にする
そして、茶道とは主客一体(しゅきゃくいったい)があります。これは、お客側もお茶会や茶道のお稽古に参加するには協力が必要であり、それで成り立つという意味です。
2:主客一体だからこそ、参加するにはルールがある
まず、簡単なところでは以下になります。
・爪は短く切って、何もつけない状態にすること
理由は、道具を傷つけたりマニキュアがつかないようにするためです。
・髪型はお道具に髪の毛がつかないようにまとめること
理由は、お皿などを他の方に渡したりするときに、髪がついたりすると清潔感がなくなりためです。
イメージとしては、伝統的な着物スタイルでの髪型です。
・メイクは派手過ぎず、茶碗に口紅にあとがつかないようにすること
理由は、茶道とはわびさびの文化であり、お抹茶がメインのため引き立て役になる意識がポイントです。
・香水はつけないこと
理由は、お抹茶の香りや香合の香りが楽しめなくなるからです。
・手元などにはアクセサリーや時計はつけないこと
理由は、茶道具を傷つけてしまう可能性があるからです。
簡単にまとめると、お抹茶や茶道の雰囲気を楽しむためには、過度に着飾ったりする必要はないということです。
おしゃれというのは楽しいものですが、一番のおしゃれとはTPOに合わせることだと思います。
3:季節感にあったおしゃれはOK
また、茶道は季節感やお茶会のテーマの統一感を大切にします。
例えば、夏なら夏の着物の装い、冬なら冬の着物の装いが好まれます。
だからこそ、派手過ぎないファッションとヘアメイクかつ季節感を取り入れた雰囲気にすることはおすすめです。
今のファッションやメイクも季節に合わせて色味を変えたりするので、それを取り入れることも良いでしょう。
4:重要なところを押さえて、あとは遊び心で
さて、あとは状況によって遊び心を取り入れてみましょう。
・季節感を意識したヘアメイク
例えば、夏ならば夏をイメージした色のメイクなど。
・お茶会のテーマを意識したファッション
例えば、季節の花を愛でるようなイメージならば、その花のモチーフを髪飾りにするなど。
・季節に合わせた懐紙など、小物で茶道具を変えてみる
例えば、お月見の茶会ならば、月見のイラストが描かれている懐紙など。
ネットでも素敵な懐紙が紹介されていますよ。
|
自由に遊べるという面白さは、ある程度の制約があるからこそではないでしょうか。
だからこそ、「こんなことはできるかも」「あんなこともやってみよう」と遊べますね。
自信を持って、茶道の世界に飛び込もう!
日本の茶道には色んなことを覚えないといけない、ハードルが高い、高尚な雰囲気で気軽に参加しづらい
そんなイメージをもたれている方も少なくないでしょう。
しかし、みな同じ人間です。すべてを完璧に覚えるという人ばかりではありません。
ポイントは、一番重要なことを押さえて、あとはそれぞれ、考えていく。
それによって学びもあり、成立している部分もあります。
だからこそ、ぜひ今回ご紹介したポイントを押さえた上で、楽しく参加していただきたいなと思います。