なぜ茶道を説明するためにディズニーが必要なのか

茶道に魅了されて、茶道について語っているうちに、いつの間にかお仕事になっていました。

そんな茶道も、最初は、「将来、お茶仲間を作りたい!」そんな一心で始めたことでした。

さて、そのためには、茶道を楽しんでくれるような共感を呼ばねばなりません。

そこで、私が考えたのは、身近なものを茶道と関連づけよう!という発想です。

茶道のどの部分が身近な存在と結びつくのか



正直言って、茶道はやはり身近な存在には感じません。

現代では、茶道の作法をしなくても、楽しめるコンテンツは沢山あるし、お茶は沢山の種類が飲み放題です。しかも、茶道のように敷居も高くないし、難しくもない。

だから、なかなか手が出せない。これが現状です。

だからこそ、まずは「お!」と思ってもらうためには、身近な存在やコンテンツへの共通点を示さなければいけません。

そこで、思いついたのが舞浜駅にある東京ディズニーランド・シーでした。

こんなに多くの人に認知されているコンテンツを使わない手はない!ということで、説明する際に題材に出しています。

その他にも、流行っているアニメや漫画も題材にすることがあります。

通常の茶道が行っていることをただかみ砕くだけではNG

茶道では問答など説明などすることはあります。ただし、それは「お互いに分かった上で」進められます。その世界ではまるでそれがさも当たり前かのように。

それには良い面もあるにせよ、やはり誰が聞いても分かりやすいように伝えないと分かりません。

全く興味関心がない人でも「なるほど」と思ってもらうために。

それには、なぜそれをするのか、その背景は、その歴史は、そしてそれは現代の何と結びつき、何と関連付けられるのか、そういったことを意識してお伝えしています。

文化とは”活かして、生きていく”もの

この現代社会において、ただ知識をお伝えするというのはナンセンスだと思っています。

今なら動画やYoutube、本や、はたまたAIなどで知識などは大量に得ることができます。

ただ知識を入れても、それが”活き”なければ活かされない。

そして、できるだけセミナーやイベントは参加型で行っています。ただ座学では聞き流すだけで終わってしまうからです。

記憶を残すためにも、大事なのはインプットとアウトプット。このセットが大事です。

通常の茶道では基本的にあまり言葉を交わしません。それはお互いに分かった上だから。

分からない場合は大いにアウトプットが大事だと思っています。

自分が楽しんでいるからその空気が伝わる

何よりも視点は私が「面白いから伝えたい!」「一緒に共感したい」というものです。

基本は伝えている人間の空気感やパワーがそのまま相手にも伝わると思っています。

だからこそ、何よりも自分が心から楽しんでいること。

そしてそれは、茶道・禅の教えでもあります。

「今ココにある」

これからもその醍醐味を感じ、伝えて仲間を増やしていきたいと思っています。

 

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