ここ最近、ブランドファッションに関する映画や美術館、博物館に行くことがありました。
ファッションというものがあまり得意でない私も特にブランドファッションというものは非常に哲学的で社会的なメッセージがあることに興味を持っています。
例えば、国立新美術館での「ファッション イン ジャパン 1945-2020 ─流行と社会」やドキュメンタリー映画『We Margiela マルジェラと私たち』天才の秘密に迫る(2019)などです。
なお、「ファッション イン ジャパン 1945-2020 ─流行と社会」では、HANAE MORI や イッセイミヤケ ビームス コムデギャルソン TAKEO KIKUCHI コシノジュンコ などといったブランドがありました。
特に独自のブランドを作っている、ファッションには茶道・禅とつながるところがあるな、と思いました。
目次
ただ着るだけではないファッションとただ飲むだけではない茶道
ブランドファッションは単に身につけるだけの衣類ではありません。
デザイナーの思想や哲学が反映されています。
同じく茶道もただ茶を飲むだけの行為ではなく、茶室の造作、茶道具の選び方、振る舞い方など、細部に至るまで意味が込められています。
時代の変化とともに求められる変革ーファッションと茶道の歴史
茶道もファッションも、時代の変化とともに形を変えてきました。
茶道が武士から民衆に広まっていったように、茶道のあり方も変遷してきました。
新しい時代とともに変革が求められ、お茶の地位や。
ファッションショーと茶室は世界観をあらわす
ファッションショーやそのお店と茶室は、共にデザイナーの意図する世界観が表現された空間です。
清浄な心を持って芸術作品に接することが求められます。
観客はその世界観に自らを置き、その独自の体験を得るのです。
ファッションと茶道は、それぞれ独自の世界観を創造することができるのです。
ブランドファッションも文化のひとつだからこそ通じるものがある
日本茶道とブランドファッションには、信念があり、社会の変化とともに求められるものがあると感じています。
それは2つもの重要な文化だからこそと思っています。
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