朝にお茶を飲むということは、昔からこんなことわざがあります。
「朝茶はその日の難逃れ」「朝茶は福が増す」「朝茶は七里帰っても飲め」などなど。
歴史的には、鎌倉幕府3代目の将軍・源実朝が二日酔いの際に抹茶を飲んだところ、すぐに元気になったという話があります。
実は他のお茶よりも、茶葉をそのまま身体に取り入れることができます。
そのため、忙しい朝でもたった1杯だけでも効率的に栄養素を摂取しやすいのです。
抹茶には数多くの成分がバランス良く含まれています。
例えば、カフェイン、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、カテキン、サポニンなど。
身体を元気にさせてくれて、1日のスタートをすっきりとさせてくれる抹茶。
朝だからこそおすすめしたい!その効果をご紹介します。
1:抹茶のちょうど良い苦みで脳がスッキリ!
朝に目覚めとして、コーヒーや紅茶を飲むという方も多いのではないでしょうか。
なぜ、目覚めに良いのか、というと、カフェインの作用ですね。
カフェインは、抹茶にも含まれていて、血液の流れがよくなり、身体の血行も良くしてくれます。
寝起きに、「よし!目覚めるぞ!」という脳と身体に導いてくれます。
また、カフェインだけでなくテアニンという成分もありますが、セラトニンを増殖してくれるので、集中力も増します。
セラトニンは、脳細胞の老化を防止して、神経細胞の活性化、記憶力や集中力を増幅させて、認知症にも効果的とされているのです。
なんと、抹茶を継続的に取り入れることで中高年の方々の認知機能の一部が改善した研究結果もあるくらいです。
(参考:北海道札幌市で開催された「第37回日本認知症学会学術集会」(2018))
2:忙しい朝でもリラックスできる効果
なんと、テアニンには、リラックス効果があり、睡眠誘発剤としても使用されている事例もあります。
この成分は、癒しやリラックスをさせてくれる副交感神経の働きを活発化し、興奮させるような交感神経を抑えてくれるのです。
バランスよく含まれているので、穏やかな気持ちにさせてくれます。
この成分はなんと緑茶の10倍もあるといわれています。
ぜひ、せかせかした朝を、少しでも心を落ち着かせたい!場合におすすめです。
さらに、臨床試験において、テアニンはPMS時のイライラ、憂鬱、集中力の低下等の精神的症状が改善されることも報告されています。
(参考:※Monobe M et al. (2019) in pressより引用)
3:1日スッキリ!便秘改善、脂肪燃焼効果
タンニンという成分には、脂肪の燃焼を促進させてダイエット効果が期待できます。
また、食物繊維も抹茶のおよそ40%に含まれているため、そのため便秘解消にもおすすめです。
おなかの中の腸内には、悪玉菌と善玉菌があります。
この腸内にある悪玉菌を減らして善玉菌を増やすことで、おなかの調子が整います。
そして、抹茶には、善玉菌を増やして悪玉菌を減らす効果があると研究結果でわかりました。
例えば、便秘や下痢といった不調にも適量を取り入れることで、調子がよくなっていきます。
さらに、カテキンには、抗酸化作用や血糖値が上がってしまうのを抑える作用もあります。
そのため、食事後のお茶で食べ過ぎを防ぐ効果もあります。
(参考:井上亮(京都府立大)ら、日本食物繊維学会(2018)発表結果より引用)
(参考:伊藤園と静岡県立大学薬学部との共同研究 (2018)より引用)
4:出かける前に風邪やアレルギー予防
抹茶には、ビタミンやタンニンもあります。
タンニンには抗炎症・抗アレルギー作用があり、例えば、花粉症などの季節的なアレルギーの他、常にあるアレルギー対策ができます。
ビタミンは、肌の水分を保つ保湿効果があり、シミ・くすみ対策にも期待できます。
このビタミンCはメラニン色素を抑える効果があるので、美しい肌を目指したい方にもおすすめです。
さらに、ビタミンCはカテキンと一緒に取り入れることでより効果を発揮するようです。
嬉しいことに、ビタミンCとカテキンには抗菌作用があり、風邪予防やインフルエンザの予防にも期待できます。
(参考:https://chakatsu.com/basic/matcha_efficacy/(2019))
(参考:伊藤園と日本薬科大学との共同研究/伊藤園と東北大学未来科学技術共同研究センターとの共同研究(2019))
5:口臭、消臭効果でさっぱり!
抹茶の成分にはクロロフィルやカテキン、ビタミンEなどといったものがあります。
これらは、消臭や抗菌、癌を予防してくれる成分で、フッ素があるので歯も強くしてくれます。
(参考:https://chakatsu.com/basic/matcha_efficacy/(2019))
抹茶はどのくらいの量がベスト?
抹茶は副作用もあり、飲み過ぎると眠れなくなったりします。
ひどい時には、不眠症、頭痛、イライラ感、脱水症、緊張感を引き起こす可能性もあるようです。
主に、カフェインが原因のようなので、1日のカフェイン量を計算すると良いでしょう。
そのため、1日の抹茶の適量摂取量は、以下をおすすめします。
成人男性では12g程度まで、成人女性では9g程度まで(大体、小さじ2杯ほどになります。)
妊婦の女性では、6g程度まで(大体、小さじ1杯ほどになります。)
成人未満の場合は、2g程度まで(大体、小さじ半分ほどになります。)
(参考:日本食品標準成分表 2015年版(七訂))
朝に抹茶を飲むことで、今日1日の身体と心をベストに!
遅くの時間に抹茶でカフェインを取り過ぎてしますと夜に眠れなくなることがあります。
そのため、抹茶は朝に飲む!という習慣をつけてしまうのがおすすめです。
継続して抹茶を楽しく取り入れることで健康的に美しくなるサポートを受けることができます。
たった5分、たった1服かもしれませんが、心と身体のためにいかがでしょうか。
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