禅の教え「即今当処自己」と茶道

禅とは心のあり方を指します。

禅の教えとして日本でも有名な言葉があります。

「一期一会」という茶道から派生した四字熟語があります。

これは、ご縁は素晴らしいものだということです。

ぜひ皆さんも出会った際に、この思いを大切にしてください。きっと素敵なご縁になります。

例えば、茶道のお茶会は一回一回が二度と無いものです。そこで一緒になった人とのご縁もきっと二度と無い貴重なものだという考え方です。

さらに、禅において素晴らしい考え方があります。

それは、「即今当処自己」という言葉。

・即今(そっこん):今を生きる

・当処(とうしょ):ここで生きる

・自己(じこ):自分が生きる

色々なことに惑わされずに、目の前のことを大事にしながら自分の気持ちに素直になって行動し、生きるという意味です。

そう、茶道の心のあり方、歩み方でもあります。

“今ここにいる自分”へ集中して意識を向け、所作を丁寧にする。

それが茶道の作法に繋がっています。

だから、茶道の作法を練習することは自分の心を磨く修行とも言われています。

丁寧に心を込めて所作をすることは自分の気持ちも落ち着きますし、相手を手稲に扱っている大切な気持ちも伝わります。

例えば、せかせかと忙しい時は自分の心も慌ただしく、余裕がないために相手に丁寧に接することが出来ず時には無下な態度になったりしませんか?

その逆をぜひ考えてみてください。

所作、作法をご紹介すると。

例えば、

・お辞儀の仕方、座り方

背筋をまっすぐにのばして指先を揃えて丁寧にします。

★真行草

真(しん) →一番丁寧な意味を込めた頭を深々と下げるお辞儀。例えば、お茶会に参加した後に亭主に最後の挨拶をする場合など。

行(ぎょう)→一般的な普通のお辞儀。例えば、作法の中で区切りがついた時などにします。

草(そう)→会釈のようなもので、一番軽いものです。指先を軽くつくだけのもので、例えば簡単な挨拶の際にします。

・ふすま、ドアの扱い方

背筋をまっすぐにのばして立ち、突然一気にあけない、しめないのがポイントです。

相手を突然ビックリさせず、丁寧にあけて、しめます。

・お菓子の頂き方

お菓子を作ってくれた人、用意してくれた人すべてに感謝の気持ちを表すために頭を下げて、最初に挨拶をします。

お箸もお皿も丁寧に扱い、決して雑に扱わず、次に使う人の気持ちを考えます。

・お茶の頂き方

抹茶を作ってくれた人、用意してくれた人すべてに感謝の気持ちを表すために頭を下げて、最初に挨拶をします。

最初にお茶碗は一番キレイな正面の部分を自分に向けて渡されます。

その意味は、「あなたを尊敬しています」というものです。

受け取った側は、「ありがとうございます」という返事のために謙遜の意味でお茶碗をおよそ2回半ほど回します。

そして、一番キレイな面を自分には避けて、いただきます。

尊敬と謙遜をマナーで示す、無言のコミュニケーションです。

お茶を飲んで美味しいなという気持ちを表すには言葉では本来ありません。

飲み干す際に、あえて「ずずず!」という音を、大きく立てて相手にアピールします。

それが「あっと言う間に飲み干すほどあなたの点てたお茶は美味しい」という意味になります。

このような歴史や文化があるからこそ、日本人は言葉にしなくても察するという意識があるのかもしれません。

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