知っておきたい茶道の基礎知識11

ここでは、茶道の基本的な知識をご紹介します。

恐らく、雑誌やテレビで見たことあるもの、または実際にお茶会に参加をしてみて目にしたことがあるであろうものをメインにします。

・茶室

床の間がある和室のことです。茶室は、お茶会やお手前の練習をする場所です。

日本でも和室というものがあります。しかし、床の間がなければ、茶室とは言いません。

昔は日本で和室というと床の間がありましたが、時代が変化して床の間のスペースがもったいないとのことで、省略されることが多いです。

床の間がなぜ必要になるかは後で説明します。

・茶室(庭)

実は和室部分ではなく、日本語では庭の部分も「茶室」と呼びます。

理由としては、茶道の世界観が庭にも表現されているからです。

例えば、東京ディズニーランドに行ったことがありますか?

東京ディズニーランドは、電車でもバスでも舞浜駅に着いたら、もう駅からディズニーランドの世界観です。

ディズニーランドに着くまでの道のりに、BGMでディズニーの曲が流れていますし、途中にディズニーショップがあります。

つまり、目的地に着くまでに、自然と誘導されていくように演出されているのです。

ここから茶室の中に入っていきます。

・掛軸(かけじく)
茶席の床の間に飾られているものです。
多くの場合、茶道の家元や禅の教えなどが書いた墨蹟(ぼくせき)が多いです。
基本的に、そのお茶会のテーマや思いを表現しています。
(渓風紅似錦:渓楓(けいふう)紅(くれなゐ)なること錦(にしき)に似(に)たり。→11月の禅語)

・茶花(ちゃばな)

床の間にシンプルにその季節にあったお花を飾ります。

あくまでお茶が主役なので、香りの強いものなどは避けられます。

・釜・鉄瓶(かま・てつびん)
お湯を沸かすためのもので、現代でいうとポットのようなものです。

・風炉(ふろ)と炉(ろ)
風炉、炉とは、釜・鉄瓶をかけてお湯を沸かすためのものです。

なぜ2種類あるかというと、季節によって、風炉、炉を使い分けるからです。

理由は、お客様に季節の演出をするためです。

例えば、冬の寒い時期には暖かさを演出するため、炉を使います。

炉は、畳の下に備え付けられている小さな囲炉裏で、お湯を沸かすと座っている位置にあたたかな蒸気が見えて、あたたかい雰囲気を演出できます。

今で言うと、床暖房のような発想に近いです。

反対に、夏の暑い時期には涼しげな雰囲気を演出するため、風炉を使って、あつい蒸気をお客様に近づけないようにします。

炉と風炉はそれぞれ使う時期が決まっています。

炉→11月~4月
風炉→ 5月~11月

・お茶碗

お茶を飲むための器です。

実は世界の様々なところで色んな形や色や手触りのものが作られています。

昔は中国や朝鮮など外国のものが高価だとされていました。

お茶碗も季節や使う人、種類を使い分けます。

ちなみに、初心者でオススメのお茶碗は「楽茶碗」というものです。

なぜなら、茶碗の厚みがありあついお茶でも手に熱さが伝わりにくく、中の構造もお茶が泡立ちやすいように設計されています。

つまり、初心者にとって使いやすいのです。

・棗(なつめ)
薄茶である抹茶(うすちゃ)を入れる漆の器です。

漆は殺菌効果もあるため、重宝されていました。

・茶筅(ちゃせん)
竹で作られた、お抹茶を点てる道具です。

茶筅


穂の数によって名前が違います。
なぜなら、穂の数が多い方が点てた時に泡が細かいかなという印象です。

「数穂」→72本

「百本立て」→100本

また、茶筅は繊細で消耗品でもあるので、きちんとお手入れをしながらも使いづらくなったら買い換えます。

京都の有名な神社では定期的に古い茶筅を集めて、焚き上げて供養します。「茶筅供養」といって、これまで頑張ってくれた茶筅に感謝をするのです。

・茶杓(ちゃしゃく)
お抹茶を棗からすくう道具です。竹で作られたものが多いです。

なぜこのようなものが竹から作れたものが多いのか。

それは日本人が縄文時代から竹の製品を作ってきて、竹が豊富だからです。

例えば、日本の昔話でも「かぐや姫」ってありますね。あれも竹から姫が生まれてきています。日本は竹との関係が密接なのです。

 

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